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【BOOK】「低出産コリア」 悪いことばかりではない?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.20 13:16
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『人口ショック』
『人口ショック』

アラン・ワイズマン著 イ・ハンウム翻

 
出版:RHK、660ページ

価格:2万ウォン(約2100円)

「低出産が正解だ」。

世界で出産率が最も低く、人口減少を心配している韓国にこの本の主張はやや突拍子もなく聞こえる。だが著者は、世界的に見ると人口急増によって災難にぶつかる可能性が高いと展望する。国連によると、現在4~5日ごとに人口が100万人ずつ増加している。昨年72億人を突破した地球の人口は2082年100億人を越えると予想されている。世界の人口は20万年の間、ほとんど一定の水準を維持して歴史の最後の0.1%の間に爆発的に増えている。人口の増加スピードが人類がこれに備えることができないほどの勢いだということだ。この本は細菌増殖にたとえて人口増加を警告している。

「ある細菌が1分ごとに2つに分かれて増殖するとしましょう。午前11時に瓶の中に細菌一匹を入れたところ12時になって細菌が満杯になりました。細菌が瓶の半分を占めた時点はいつだったでしょうか? 答えは午前11時59分です」。1分という短い時間で瓶が細菌で満杯になるため、細菌を新しく増殖する瓶を入手する時間がないということだ。

著者はニューヨーク・タイムズなどにコラムを寄稿してきたジャーナリストらしく、21カ国をめぐって足で取材した豊富な事例を挙げながら人口ショックの実状を示す。すでに人口過剰は地球村のあちこちで環境破壊や水・食糧不足、エネルギー枯渇などの災難を引き起こしている。

イスラエルとパレスチナが争っているガザ地区・西岸地区には現在1200万人が密集して暮らしている。第1次世界大戦直後、この地を統治した英国はこの土地には250万人程度が暮らせるだろうと判断した。問題はユダヤ人原理主義者とパレスチナ人の間で「出産戦争」が広がっているということだ。戦争やテロで死亡する家族・親戚が増えると、子供をさらに産み始めた。パレスチナ解放機構指導者アラファト氏は「パレスチナ女性の子宮がわれわれの最高武器」と話したという。狭い地域に多くの人々が集まって住み、環境破壊が深刻になっている。カザ地区の井戸の90%は糞尿や汚水、海水が出てくるほど汚染されている。2020年にはすべてのイスラエル人がリサイクルされた下水を飲んだり、その水も足りなくなるかもしれないという警告が出ている。


【BOOK】「低出産コリア」 悪いことばかりではない?(2)

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