【社説】刷新の意志が見えない2・17内閣改造=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.18 11:09
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が旧正月連休を控えて見せた内閣改造カードは「長官(級)4人の交代」だった。朴槿恵(パク・クネ)大統領は昨日、統一部長官に洪容杓(ホン・ヨンピョ)青瓦台統一秘書官を指名し、セヌリ党の柳一鎬(ユ・イルホ)議員、兪奇濬(ユ・ギジュン)議員をそれぞれ国土・海水部長官候補に抜てきした。金融委員長候補には任鍾龍(イム・ジョンリョン)NH農協金融持株会長を指名した。これら長官候補が適任かどうかはさておき、国民の期待を大きく下回る人事だった。
国政刷新の意志が見えない人事だった。当初、内閣改造の発表に国民的な関心が傾いたのは、セウォル号惨事、チョン・ユンフェ文書流出波紋、相次ぐ首相・長官候補の辞退、年末調整波紋など政策の混乱を経験しながら、国政運営スタイルが大きく変わらなければいけないという民心の注文のためだった。不通・独走のリーダーシップと一方通行式の国政運営方式では、これ以上公務員年金改革・労働改革のような重大な改革課題を進めていくのは難しいと判断したのだ。