築95年の建物、ソウル市が買収先送りすると中国人が…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 16:59
95年の歴史を持つソウル西村(ソチョン)体府洞(チェブドン)の聖潔教会が岐路に立った。変化と保存の2つが衝突する景福宮(キョンボックン)付近の町の今日を体府洞教会が象徴的に見せている。3号線の景福宮駅1番出口から直線距離で80メートル。最近脚光を浴びている地域の西村には「朝鮮時代中人文化」の開放性を見せる建築物がある。赤いレンガで建てられた体府洞教会(敷地467平方メートル、142坪)は4大門内で最も保存価値が高いレンガ式建築物と評価される。1920年に祈祷室から始まり、31年に教会信者の募金で新築された。
教会は建築史だけでなく歴史・社会的に意味を持つ。時代別のレンガ造り方式が一つの建物に共存する珍しい事例だ。ナショナルトラストのキム・ウォン共同代表は「両班(ヤンバン)の村の北村だったなら、十字架塔は不可能だっただろう」とし「中人の開放的な文化が数百年間蓄積された西村であるため、王宮のそばに教会が建てられた」と述べた。