【社説】韓国はデンマークよりもテロ脅威から安全なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 10:18
デンマークの首都コペンハーゲンで14~15日に発生した連続銃撃事件で、最低2人が亡くなり警察官5人が負傷した。世界がどれほど極端主義の深刻な脅威のもとにあるのかを実感させた事件だ。現地メディアは「芸術・神聖冒とく・表現の自由」討論の場とユダヤ教団のシナゴーグが銃撃された点に照らして、イスラムを口実にした極端主義者によるテロと疑っている。イスラム創始者ムハンマドの風刺漫評ですでに殺害威嚇を受けたスウェーデンの漫画家ラルス・ヴィルクス氏を狙ったという推定が説得力を持っている。
ということは先月7日にパリの風刺週刊誌『シャルリ・エブド』に対するテロの衝撃がまだ冷めやらぬうちに西欧の都市で憎悪テロが再発したことになる。ひとまず容疑者1人が射殺されたが、似たような事件がいつでも再発しうるという点で衝撃的だ。平和な都市に広がった無差別銃撃は、極端主義テロに対する国際的共助と警戒強化の必要性を雄弁に物語っている。