【グローバルアイ】心中穏やかではない日本の暴力団組長=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 09:43
韓国では新聞の社会面に常連で登場する記事がある。気分の悪い見つめ方をしたといって通行人に拳を振り回すならず者。零細商人を威嚇して金を巻き上げる組織員などなど。ヤン・ウンイ派やチルソン派、シラソニ派などの名前だけ聞くだけで背筋が寒くなるような暴力団の話だ。1990年、盧泰愚(ノ・テウ)政権は犯罪との戦争を宣言した。昨年2月、検察は暴力団掃討作戦に再び乗り出した。広報は騒がしかったが組織暴力は依然として羽を伸ばしている。警察庁によれば全国的に216派5000人余りが活動している。捕まえられないのではなく、捕まえないのでないかという怨念の声も聞こえてくる。
日本でも暴力団は大きな悩みの種だ。先月25日、日本最大の暴力団組織である山口組が神戸で100周年記念式を行った。6代目組長の篠田建市(72)の誕生日祝いも兼ねた。全国70人余りの直系ナンバー2や組織員らが大勢集まった。警察は緊張を高めた。1915年、山口春吉が神戸港の労務者30人余りと共に結成した地元暴力団が組織員1万6000人を率いた暗黒界の恐竜になった。麻薬密売や売春はもちろん芸能会社、不動産投資などお金になる各種事業に手をつけている。恵まれない隣人を支援し、地震・台風の被害現場で救護活動をするなどイメージアップまで図っている。