駐中大使に国防長官出身の金章洙…韓中軍事協力「密着」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 08:48
韓国政府が新任の駐中国大使に金章洙(キム・ジャンス)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長(67)を内定したという。1992年に韓中修交後23年ぶりに初めての軍人(陸軍大将)出身の中国大使だ。
金内定者を抜てきしたのは権寧世(クォン・ヨンセ)大使に続き重量級の幹部を配置する必要があるという朴槿恵(パク・クネ)大統領の判断に従ったものと与党関係者が伝えた。金内定者は青瓦台国家安保室長をつとめて1年3カ月間、朴槿恵政権の外交安保コントロールタワーの役割を果たしてきた。2013年11月には楊潔チ中国外交担当国務委員と初めての韓中高官級外交安保戦略対話も行った経験がある。外交消息筋は「韓中関係が良くなる中でも改善スピードが遅い分野が軍事協力」としながら「四つ星将軍の出身者を中国大使として送るのは韓中関係全体をアップグレードしようという意味で、朴大統領が熟慮して下した決定だという」と話した。
金内定者は昨年5月のセウォル号惨事の局面で更迭されて9カ月後に再び外交現場の業務に復帰した。当時、金内定者は「国家安保室が災難コントロールタワーではない」という発言で世論の批判を受けて退陣した。彼を1年もしないうちに駐中大使に起用したのは、朴大統領の新任が相変わらずだという事実を見せている。