泣いてしまった韓米参戦の勇士たち…「映画は私たちの話だから」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.13 13:49
11日(現地時間)午後米国、バージニア州フェアファックスのリーガル劇場。スクリーン前の壇上に上がったスティーブン・アムステッド(85)予備役将軍の目はびっしょりとぬれていた。韓国戦争(朝鮮戦争)の時の興南(フンナム)撤退作戦が描かれた映画『国際市場』の上映が終わった直後だった。彼は「よく韓国戦争を『忘れられた戦争』というが、そうではなく『忘れられた勝利』だ」として「今の誇らしい韓国は、当時の軍人の犠牲と韓国国民の努力によって可能だったし、犠牲になったかいがあった」と話した。壇上から降りてきた彼は「興南撤退シーンで子供と父親が別れるが、これは映画の中の主人公家族だけの話だろうか。そうだ。私も泣いた」と明らかにした。韓国戦争時2等兵として参戦して長津湖(チャンジンホ)戦闘に行った後、中将まで昇進した元海兵隊将軍は、「泣いたのか」という記者の質問に返事を避けることはなかった。
韓国戦争に参戦した韓米の老兵たちはこの日、共に泣いた。北朝鮮同胞愛・韓人教会連帯(KCNK)、北朝鮮人権団体である北朝鮮自由(LiNK)、ワシントン中央日報が共同主催して民主平和統一ワシントン協議会(ファン・ウォンギュン会長)が後援した『国際市場』特別上映会の席だった。この日の上映会には、韓米老兵50人余りと韓国派遣を控えた米国務省などの職員10人余り、駐米大使館武官部職員、現地海外同胞ら200人余りが参加して客席を埋めた。