「金融総合商社」日本オリックス、韓国M&A市場を席巻(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.13 11:13
日系総合金融会社であるオリックスは、自らを「金融商社」と呼ぶ。「針からロケットまで」何でも売る総合商社の「金融会社バージョン」という意味だ。船舶や不動産開発、ゴルフ場運営など投資対象に制限がないのを見ると誇張された話ではない。韓国市場でも最近、証券〔現代(ヒョンデ)証券〕・物流(現代ロジスティックス)・エネルギー(STXエネルギー)・保険(未来アセット生命)など特定業種に限定されない投資の動きを見せている。
意表をついた買収(M&A)戦略でも有名だ。現代証券と現代ロジスティックスの買収前にはライバル会社をパートナーに変身させる妙手で成功的な取引を導いた。交渉中であるLGシルトロンの持分49%(約7000億ウォン規模)の買収では、自己資金を1000億ウォンだけ投じるシナリオを提示したという。
投資銀行(IB)業界の関係者は「オリックスが日本の長期不況を体験しながら得たノウハウと資本力で、国内投資市場で急浮上している」として「不良企業を買収すれば何か優遇を受けたという誤解が生まれるかと思ってベッティングできない韓国金融会社とは違う様相を見せている」と話した。業界の一角では、過度に買収対象を追い詰めて利益を最大化しているという批判も提起している。