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韓国の男女賃金格差100対63(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.11 10:02
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だが所得格差は最低賃金だけ上がったからと解消できる問題ではない。韓国は性別や学歴別の賃金格差がとても大きい国に分類される。OECDが2012年を基準に調査した結果によると、韓国の男女労働者間の賃金格差は37%に達する。男性が100万ウォンの月給を受け取る時、女性労働者は63万ウォンしかもらえないという意味だ。男女間の賃金格差は2001年の39%から10年以上にわたり改善されずにいる。OECD平均の15%より2倍以上の格差がある。OECD加盟国の中では最も高い。もちろん職種や産業などを考慮していない賃金比較という限界はある。だが、他の国は改善が進む傾向にある点を考慮すれば韓国の性別賃金格差は韓国が持つ賃金体系の問題を示しているといえる。同じ期間に日本は34%から27%に格差を減らした。ハンガリーの11%と比較しても3倍以上の賃金格差がある。淑明(スクミョン)女子大学のクォン・スンウォン教授(経営学)は、「女性が流通業や社会サービス業のような低賃金業種に集まっているためこうした結果が出るもの。業種別に市場賃金を調整し、女性労働者がキャリアを生かせる女性親和的な雇用確保が急務だ」と話す。

学歴別の賃金格差も深刻な水準だ。韓国は高卒のような中間学歴を持つ労働者が中卒以下の低学歴労働者に比べ賃金が29%多い。これに対し中間学歴を持つ労働者は専門大卒以上の高学歴労働者に比べ47%少ない。こうした格差はOECD加盟国でそれぞれ8位と10位に該当するほど激しい。問題は学歴にともなうこうした賃金格差が20年余りにわたりまったく縮まらないでいるという点だ。2002年の低学歴と中間学歴間の賃金格差は2012年と同じ29%で、高学歴と中間学歴間の賃金格差は43%だった。クォン教授は、「学歴による賃金格差は大部分が企業規模にともなう賃金格差と合致している。中間学歴や低学歴者は中小企業や零細企業に多く就職しているが、これに対し高学歴者は大企業や中堅企業を中心に就職している」と話した。その上で、「こうなると高校生の大部分が大学に進学しようとし、労働市場にゆがみが生まれる。企業規模にともなう賃金格差を減らすことが二重労働市場を解消する近道」と述べた。
韓国の男女賃金格差100対63(1)

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