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【コラム】品格を失った李明博前大統領の回顧録(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.06 09:45
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「あまりにもひどい」。

李明博(イ・ミョンバク)回顧録『大統領の時間』に対する政策当局者の強力な批判だ。高官のこの言葉は、李明博の回顧録に対する朴槿恵(パク・クネ)政権の警戒心を表現するだけでなく、南北関係が長く暗いトンネルから抜け出すことを願う人たちの心配を代弁している。

 
『大統領の時間』は李明博政権の5年間に南北がした秘密交渉の内容を武勇談のように羅列している。回顧録の北朝鮮の部分は非核・開放・3000を基調とした李明博政権の対北朝鮮政策の自己合理化、韓国哨戒艦「天安」爆沈と延坪島(ヨンピョンド)砲撃を含む南北関係悪化に対する弁解にしか聞こえない。

2009年10月に任太熙(イム・テヒ)労働部長官と北朝鮮統一戦線部部長の金養建(キム・ヤンゴン)がシンガポールで会い、秘密交渉を行った部分の描写は、特に「思慮深さを欠く李明博」の姿を見せる事例だ。回顧録では、北朝鮮が首脳会談の条件にトウモロコシ10万トン、コメ40トン、肥料30万トンと国家開発銀行設立資本金100億ドルを要求し、交渉が決裂した、となっている。

前後の脈絡なく北朝鮮が無理な要求をしたように書いている。しかし実際、北朝鮮のそのような要求は、我々が望んだ拉致被害者と国軍捕虜の故郷訪問の交換条件として提示されたものだった。100億ドルも、首脳会談が実現して南北関係が改善される場合、韓国が北朝鮮の開発銀行の設立に必要な外資誘致を支援するという趣旨だった。

金養建に関する言及は特に危険だ。金養建は北朝鮮権力層内部の代表的な対話派だ。『大統領の時間』は、金養建が任太熙長官に「合意文なく帰れば私は死ぬ」と語ったと書いている。金正恩(キム・ジョンウン)の考え方しだいでは金養建をがけっぷちに追い込む可能性もある内容だ。金養建が健在でも、今後、水面下であれ水面上であれ、韓国との対話に出てくる北朝鮮代表が第2、第3の李明博回顧録のような事態に備え、どれほど強硬な姿勢を見せるかは簡単に想像できる。

北朝鮮が延坪島を砲撃したのは2010年11月23日だ。驚くことにそれから1カ月も経たない12月5日、北朝鮮の国家情報院格である国家安全保衛部副部長の柳敬(リュ・ギョン)が極秘裏にソウルを訪問した。柳敬は大統領との会談を要請したが、実現できず平壌(ピョンヤン)に戻った。そして柳敬は2011年初め、全家族とともに処刑された。『大統領の時間』は、柳敬が処刑された理由を大統領との会談失敗のためだと説明している。しかし柳敬は権力闘争の最大のライバルだった張成沢((チャン・ソンテク)の罠にかかって処刑されたというのが、多くの北朝鮮専門家が同意する最も有力な解釈だ。前大統領の回顧録の説明がこのように諜報レベルであるのが残念だ。


【コラム】品格を失った李明博前大統領の回顧録(2)

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