一瞬の怒り抑えられず…カッとなる「衝動犯罪」昨年15万人=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.04 15:22
先月31日午前1時30分。慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)で交際相手の女性に乗用車をぶつけたチェ氏(49)が警察に逮捕された。1年間一緒に暮らしていた女性キムさん(31)が別れを要求すると、キムさんが乗っていた乗用車に突っ込んだ疑い(殺人未遂など)だった。キムさんがぶつけられた車から降りて文具店前の別の小型車の後ろに隠れると、チェ氏はさらに自身の乗用車を小型車に4回ぶつけた。キムさんがケガをしたのはもちろん、文具店のドアや内部のインテリアが破損した。文字どおりめちゃくちゃになった状況でも怒りがおさまらなかったチェ氏は、車から降りてキムさんの首をしめた。浦項南部警察署側は「キムさんが別の男性と一緒にいるのを見て腹立ちまぎれに犯行に及んだもの」と説明した。
怒りなどを抑えられない「衝動調節障害」を病む人が増えながら、関連犯罪が相次いでいる。問題が円満に解決されなかったり心が不安定になったりすると、火をつけたり相手を殴ったりするやり方で怒りを発散するのだ。警察庁によれば昨年全国で検挙された暴力犯36万6527人のうち15万2249人は偶発的に犯していたことが分かった。10人のうち4人が腹立ちまぎれに犯行に及んでいたことになる。