【時視各角】セヌリ党の独立と朴槿恵レームダック(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.03 14:26
昨日、朴槿恵(パク・クネ)大統領(以下、敬称略)が気分の悪い誕生日プレゼントをもらった。劉承ミン(ユ・スンミン)が圧倒的票差でセヌリ党院内代表になったのだ。政界で朴槿恵が嫌いな政治家3人は、公然の秘密だ。順に並べると田麗玉(チョン・ヨオク)-金武星(キム・ムソン)-劉承ミン(ユ・スンミン)だ。背信の烙印が押された人物だ。もちろん田麗玉は完全に倒れた。一方、金武星と劉承ミンは華麗にカムバックした。2人がセヌリ党を掌握しながら非朴系が主流を占めた。朴槿恵にとってはぞっとする悪夢だ。
このようなシナリオを防ぐために青瓦台(チョンワデ、大統領府)も自ら気を遣った。当初、李完九(イ・ワング)に院内代表の任期を満たしてほしいと要請したが、李完九が首相に選ばれて水の泡となった。その次のカードがセウォル号収拾の主人公である李柱栄(イ・ジュヨン)。朴槿恵は「今後さらに大きな役割を果たして下さる」という激励を惜しまなかった。昨年末には親朴系の核心を青瓦台に呼んで共に食事をしてひざを突き合わせた。昨日は閣僚会議まで先送りして崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)・黄祐呂(ファン・ウヨ)副首相と金姫廷(キム・ヒジョン)長官まで投票に参加させる総動員令を出したが惨敗した。