【時論】不確実なグレグジット、韓国はさらなる円安に対応を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.02 16:42
40歳の急進左派連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス党首がギリシャ首相に選ばれた。2011年の欧州財政危機の震源地でもあるギリシャは、欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)のトロイカから2400億ユーロの救済金融と1000億ユーロの債務削減を受けた。その代わりに公務員年金の改革など構造改革と緊縮財政が要求されていた。
ギリシャ公務員年金制度は最終5年平均賃金95%を年金として支払うという放漫な構造だった。ドイツが全勤務期間の平均賃金の37%、英国が全勤務期間の平均賃金の30%を支払う構造と比較すると、天と地の差だ。1980年の社会党の執権で始まったこうした年金構造のため、同年28%にすぎなかった国内総生産(GDP)に対する国家負債比率は2010年には146%に急増、財政赤字はGDP比11%に達し、財政危機が発生した。