【時視各角】私は李完九首相に共感できない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.27 16:25
筆者は不幸にも(?)息子が2人だけいる。昨日、軍に現役服務中だった長男が病気休暇を取ってきた。長男とは部屋のドアを閉ざした中2の頃からまともに会話もしない関係だった。何かと叱りつければ「この頃の世の中で自殺さえしなければ孝行息子だ」と反抗してきた。それでも軍隊は怖かったという様子だ。大学2学年の時にちょっと気楽だといって空軍と機動警察を見くびっていたのだ。一日酒を飲んで「我が家のDNAはじめじめ暗くて。背ばかり0.5センチ大きくても…」と愚痴っていた。DNAが思わしくない私は申し訳なかった。
その長男が3カ月前に部隊から電話をしてきた。「お父さん、面会に1回来て。足をケガした」。30カ月の予備役兵長らしく私はきっぱりと叱った。「こいつ、軍隊は遊びなのか。ちょっとぐらい痛くても我慢しろ」。翌週、長男が涙声で再び電話をしてきた。「すごく痛くて大田(テジョン)軍統合病院まで行ったけど待っている列も長くて徒労に終わった」。長男が一生障害を持つかもしれないと思って突然怖くなった。すぐに土曜日の夜明けに駆けつけて外出届を申請した。田舎の病院はエックス線を撮ると「骨に異常はない。足首が捻挫している」といって鎮痛剤と半ギブスをしてくれた。