慰安婦被害者のファン・ソンスンさんが死去
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.27 09:47
日本軍慰安婦被害者のファン・ソンスンさんが26日、亡くなった。89歳だった。
韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)はファンさんが同日午前8時ごろ、全羅南道(チョルラナムド)の病院で老患により亡くなったと明らかにした。
挺身隊対策協によると、1926年全羅南道長城(チャンソン)で生まれたファンさんは、両親と早くに死別して弟と2人で暮らしていた。17歳ごろ、叔母の家にご飯を食べに行こうとしていたとき、「釜山(プサン)の工場に職がある」という男の話にだまされて彼らについて行った。その後、ファンさんは釜山と日本を経て南太平洋ナウル島の慰安所に行くことになった。ナウル島で終戦までの約3年間、日本軍“慰安婦”として動員され、あらゆる苦難を経験した。