人質2人の身代金期限刻々と…安倍首相「気力の戦い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.23 08:47
23日午後2時50分(日本時間)。スンニ派原理主義の武装組織イスラム国(IS)が日本人の人質である湯川遥菜氏と後藤健二氏の身代金を要求した期限だ。ISは、この時までに2億ドル(約2180億ウォン)を支払わなければ2人を殺害すると脅迫している。IS関係者は22日、NHKとやりとりしたインターネットメッセージを通じて「やりたいことは実現させる」として「身代金の支払いに応じなければ、警告したどおりの結果になるだろう」と話した。
日本政府は緊迫した動きを見せている。日本の安倍晋三首相は「大変な時間との戦い」としながら「すべての外交チャネルを動員し、総力を挙げて対応している」と明らかにした。欧州を訪問中の岸田文雄外相は21日(現地時間)、中谷元・防衛相と共に英国のフィリップ・ハモンド外務相、マイケル・ファロン国防相とロンドンで初めての2プラス2会議を行って、IS関連の情報提供を要請した。ところで会議が終わった後、中谷防衛相が「(英国から)ISに強硬対応しなければ、後でさまざまな問題が出てくるだろうという忠告を受けた」と話して論議をかもした。「この渦中にISを刺激する言動を閣僚たちが出すのか」という批判が出た。ヨルダンの首都アンマンに急派された中山泰秀・外務副大臣は21日(現地時間)、ヨルダンのアブドラ2世国王に会って事態解決のための協力を要請した。アンマン日本大使館に設置された現地対策本部は、IS側と直接・間接的に人質釈放交渉を行うためのルートを探している。