【コラム】権力の先制的な譲歩=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.22 15:54
言葉は決然としてくる。任期3年目の大統領の言語だ。国政への意欲は噴出する。朴槿恵(パク・クネ)大統領の決意は繰り返される。「今年は韓国経済を回復させることができる最後のゴールデンタイムだ。今年のこの時期を逃せば、経済の回復は難しい」。経済革新3カ年計画の意志の表出だ。
大統領の言葉は国政を引っ張る。「最後、今年を逃せば」は切実だ。しかし毅然さの反復的露出は危険も伴う。断定と時限が明確であるからだ。権力の言語はそのような語彙を避ける。心配が広がる。経済が回復しなければ、来年はどのように対応するのか--。