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「大韓民国」、LAドジャース共同球団オーナーになる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.22 09:50
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大韓民国が柳賢振(リュ・ヒョンジン、28)が所属する米プロ野球メジャーリーグ(MLB)所属ロサンゼルス・ドジャースの共同球団オーナーになる見込みだ。金融投資業界・法務法人などによると、韓国国内の機関投資家で構成された仮称「コリアコンソーシアム」が、メジャーリーグ名門球団であるドジャース球団の株式20%を取得する作業に入った。

ドジャースは2012年3月、米プロバスケット(NBA)元スターのマジック・ジョンソンを前面に出したグッゲンハイム・パートナーズに21億ドル(約2兆2000億ウォン)で売却された。現在5人の共同球団オーナーであるマジック・ジョンソン、マーク・ウォルター・グッグッゲンハイム・パートナーズ最高経営責任者(CEO)、ピーター・ガーバー・プロデューサー(PD)、トッド・ヴェリー、バービー・パットンは契約当時、それぞれ投資金を集めて買収した。持ち株比率は非公開状態であり、球団オーナーのうち特定人の比率が高い可能性があるが、平均20%ほど保有していると推定される。

 
金融投資業界の関係者は「共同球団オーナーの1人が自分の持ち株(20%)の売却を推進し、関連作業が始まったと聞いている」とし「金額は3年前の売買当時の全体価格の20%水準である4000億ウォン台で、メジャーリーグが開幕する4月までに契約が終わる予定」と述べた。ドジャースは昨年、フォーブス・ブルームバーグなど経済専門メディアのメジャーリーグ資産価値評価で3年前の売買当時の価格と同じ約21億ドルだった。ニューヨーク・ヤンキースに次いで2番目に高い資産価値だ。

コリアコンソーシアム(仮称)はすでに4000億ウォン台の投資金(MOU含む)をほぼ集め、今後の契約で前面に出す主幹事を決める作業に入っている。法務法人の関係者は「韓国を代表する年金基金あるいは国富ファンドをドジャースの公共球団オーナーの一つとする手続きを踏んでいる」とし「個人や法人ではなく『大韓民国(KOREA)』を共同球団オーナーとして登載する案を考慮している」と答えた。

ポストシーズンに28回進出し、ワールドシリーズで6回優勝したドジャースは米国の球団だが、韓国国内で「国民野球団」と呼ばれるほど人気がある。まず1994年に漢陽大に在学していた朴賛浩(パク・チャンホ、42)がドジャースと契約した。その後、1997-2001年(5年間)、毎年10勝以上し、チームの主軸投手として活躍した。2000年には18勝をマークし、チームのエースとなった。当時、昼の中継にもかかわらず視聴率が20%に迫るなどドジャースブームを起こした。

朴賛浩の後には韓国プロ野球ハンファ出身の柳賢振がマウンドに立った。2013年にドジャースに入団した柳賢振は2年連続で14勝し、チームの2年連続ナショナルリーグ(NL)西部地区優勝に貢献した。ドジャースは柳賢振とともにサイ・ヤング賞(最高投手賞)を受けたクレイトン・カーショー、ザック・グレインキーの先発3人組を前面に出し、今年も優勝を狙っている。カーショーは昨年初め、7年・2億1500万ドル(約2300億ウォン)の契約を結び、メジャー選手で初めて年平均3000万ドル以上の年俸を受ける。

韓国関連の投資家がドジャース株の取得を推進したのは今回が初めてではない。3年前の入札当時、イーランドグループが参加したが失敗した。当時、5カ所が予備入札し、うち3カ所が最終入札をした。3年前には全体株式に対する公開入札だったが、今回は20%の株式に対する非公開売却作業という点で異なる。

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