「アデン湾作戦」ソク船長、自分に銃を撃った海賊に会って抱擁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.21 16:53
21日は2011年1月に海軍清海部隊がソマリアの海賊に乗っ取られた三湖(サムホ)ジュエリー号(1万トン)の船長と船員ら21人を劇的に救助した「アデン湾の黎明」作戦が4周年を迎える日だ。その4周年を1週間後に控え、大田(テジョン)刑務所では意味のある面会があった。
14日午後2時。大田刑務所の家族接見室に三湖ジュエリー号の船長だったソク・ヘギュン海軍教育司令部安保教育担当官(副理事官)が誰かを待っていた。自分の命をかけて船員を救い、「ソク船長」を固有名詞のようにした人物だ。しばらくすると、青い囚人服を着た黒人の男が入ってきた。救出作戦当時にソク船長を銃で撃った容疑で、2011年末に最高裁で有罪が確定したムハンマド・アライ服役囚(27)だった。アライ服役囚の左側の胸には囚人番号(3-6428)と書かれていた。