失踪の韓国人少年、アラビア語話す男と違法タクシーで難民村に移動
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.21 10:32
トルコで消息を絶った18歳の韓国人少年が失踪当日にアラビア語を話す男性とともに車に乗りシリアの難民村周辺に移動したと韓国政府当局者が伝えた。
外交部当局者は20日、記者らと会い「トルコ警察がホテル周辺の防犯カメラの映像を分析した結果、少年がホテルを出てある男性と会った後に車で移動した事実を確認した」とし、失踪当時の状況を詳細に説明した。トルコ警察の調査によると、少年は10日午前8時ごろにリュックサックを持ってホテルを出て、ホテル向かいのモスク前でしばらく落ち着かない様子だった。8時25分ごろにある男性が現れ少年に手招きをし、少年はこの男性とともに黒い車に乗り込んだ。シリアのナンバープレートを付けた車両だった。車は25分ほど走ってキリスから東に約18キロメートル離れたところにあるシリア難民村付近に到着した。2人はここで降りた後に消えた。警察は難民村で少年と似た人物が目撃されなかったか聞き込み捜査を行ったが成果を上げることはできなかった。