漢江の水36年間無料使用のOBビール、77億ウォン以上の利得(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.19 16:07
韓国ビール市場シェアトップのOBビールが過去36年間、南漢江(ナムハンガン)の水を取水してビールを生産しながら、最近まで河川水使用料を一銭も支払ってこなかったことが18日、明らかになった。
京畿道(キョンギド)と驪州市(ヨジュシ)によると、OBは南漢江の驪州堰付近800メートル地点で取水している。取水した水はパイプを通ってOB利川(イチョン)工場に移され、ビールが作られる。このように河川水を使用する場合、漢江洪水統制所から取水許可を受けて使用料を支払わなければならない。OBは1979年9月4日、初めて河川水使用許可を受けた。許可の通報を受けた地方自治体は「河川占用許可を受けた者から土地の占用料、その他の河川使用料を徴収することができる」で明示した河川法第37条に基づき、使用料を徴収できる。
しかし京畿道議会のヤン・グンソ議員(新政治民主連合)によると、河川管理庁の京畿道と驪州市は最近まで河川水使用料を徴収しなかった。京畿道は当初、「OBビールの南漢江水使用料はダム建設法上のダム用水使用料賦課対象であるため、河川水使用料賦課対象でない」という立場を出した。85年に忠州(チュンジュ)ダムが建設され、ダムの支流の水を使用する場合は韓国水資源公社にダム用水使用料を支払うようにしたが、OBもここに該当すると見なしたのだ。