【社説】韓国、対外悪材料を乗り越える経済の基礎体力補強を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.17 12:27
年初から国際金融市場の動きが不安定だ。15日、スイス中央銀行(SNB)のフラン上限撤廃発表でスイスフランがユーロに対して急騰し、一時は41%も値上がりするなど、国際外国為替市場が揺れ、主要国の株価が大幅に下落した。その余波で韓国でも株価が大幅に落ち、ウォン高が進んだ。
スイス中央銀行のフラン上限撤廃は電撃的に発表されたが、全く予想できないことではなかった。スイスは1ユーロ=1.20フランに限度ラインを設定し、これを維持するため外国為替市場に積極的に介入する方法で、事実上の固定レート制を守ってきた。しかしユーロ安のため為替レート維持に莫大な費用がかかり、今後、欧州中央銀行が追加で量的緩和を断行する場合、その負担はさらに大きくなるしかない状況だった。