【コラム】香港魅了したイチゴ「ソルヒャン」、農業韓流の進む道だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.16 09:39
「1滴でも筒の中に!」
1970年代、公衆便所に張られていた文面だ。白色プラスチックのバケツも共に置かれており、ここに小便を集めた。ここから抽出した「ウロキナーゼ」成分は痛風治療剤の原料として当時1キロ2000ドルで売れる高付加価値の輸出品目だった。韓国は原油は1滴も出ないが、石油製品を輸出し、貧弱な鉄鉱石生産にも自動車の輸出強国に選ばれる。光復(解放)後、当然な輸出品目さえなかった難しい時期を勝ち抜いて2万5000倍を超える輸出の成長を成し遂げた。貿易規模1兆ドル、世界の輸出順位7位を記録して再び奇跡を形にしている。
農食品の輸出もやはり粘り強い成長の勢いを見せている。2014年(1月~11月)、農食品輸出は56億4000万ドルで前年同期比8.6%増加した。世界的な景気低迷と円安による困難の中でも善戦した。最近5年間で新興市場の輸出が20%以上大きく伸びて、中国が日本に続き輸出主力国に浮上している。根参(プリサム)や紅参(ホンサム)ドリンクなど高麗人参製品は香港と日本の需要が増加している。