風景写真の著作権は本当にないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.15 17:12
「手の代わりに足がはれるほど対象を探し歩く」。
数年前、松の写真家ペ・ビョンウ氏(65)に写真をうまく撮る方法を尋ねると、すぐに返ってきた答えだった。彼は30代の時から伝統に関心を持って澗松(カンソン)美術館に10年間余り出入りしていた。李氏朝鮮の画家・鄭ソン(チョン・ソン)の眞景山水画の中に松を再発見して1984年から松を撮り始めた。
ペ氏のこのような答えは今後も有効だろうか。先月4日ソウル高等裁判所は「松島のように固定された自然物や風景を対象にする場合、誰が撮影しても同じか類似の結果を得るほかはなく、その創作的表現の範囲が非常に制限されるため幅広い保護を付与することはできない」という判決を下した。風景写真の著作権を認めなかったのだ。