【取材日記】表現の自由に変身する犯罪たち…ヘイトスピーチ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.15 09:15
昨年8月のことだ。鋭く対立していた韓日関係をテーマにテレビ討論が展開された。討論を終えて控室に戻る記者に、同じパネリストとして出演した当時の自民党外交部会長・城内実(50)現外務省副大臣は大言壮語した。「最近、安倍晋三首相からヘイトスピーチ(特定の民族・人種などに対する嫌悪発言・デモ)を根絶するタスクフォース(TF)を設けろとの指示を直接受けた。しっかりと処理するつもりだ」。
在特会(在日特権を許さない市民の会)をねらった措置だった。在特会は東京のコリアタウンなどを練り歩いて「在日韓国人を追い出そう」と叫ぶ極右集団だ。2012年頃から始まった彼らの妄動を日本政府は事実上、放置してきた。国連が法規制を促しても「我関せず」だった。それで「ああ、遅れたけれども日本政府もこれで、しっかりとこの問題にかかわるだろう」と思った。