【コラム】「聞きたい話」が聞けなかった新年記者会見=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.14 09:58
朴槿恵(パク・クネ)大統領は新年記者会見の冒頭発言で「経済」という単語を実に42回述べた。「創造経済」まで含めると言及回数は51回に増える。一般的な単語である「国民」が39回言及されたのを除くと圧倒的に多い数だ。ここに経済と関連した「成長」(16回)と「改革」(13回)、「革新」(11回)、「規制」(11回)、「未来」(10回)まで合わせると冒頭発言の大部分を経済に割愛したことになる。時間で見ても会見時間90分の半分以上を「経済」問題を説明するのに使った。これほどであれば単なる一般的な新年記者会見ではなく経済関連特別会見といっても過言ではない。
朴大統領は会見の最後に出された「どのような大統領として残りたいか」という質問にも、「経済革新3カ年計画を通じ韓国経済の活力を回復させ30年間成長できるよう経済復興を成し遂げること」が自身に与えられた時代の使命であり、必ず成し遂げたい個人的希望だと答えた。朴大統領に「経済」はそれこそアルファでありオメガであるわけだ。