食うか食われるかの石油業界…生産規模少ない韓国・日本は危機(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.12 10:19
世界3位の石油精製会社であるシノペックは天津をはじめとする中国国内3カ所で1日70万バレル規模の石油精製工場の建設に拍車をかけている。これは韓国3位の石油精製会社であるエスオイルの1日当たり精製量66万9000バレルより多い水準だ。計画通りならシノペックの精製量は1日平均461万バレルに跳ね上がる。世界5位のアラムコもやはり単独で1日平均80万バレル、中国シノペックと合弁で40万バレル規模の精製施設を追加建設中だ。
英国の石油精製会社であるマーフィーはミルフォードヘブン地域にある1日13万5000バレルを生産する精製工場を閉鎖することにした。買収者を探すのに失敗したためだ。中国やインドと違い欧州地域では石油精製工場の閉鎖が相次いでいる。2008年から2013年にかけフランスだけで1日58万バレル規模の工場が操業を停止した。40万4000バレルのドイツと39万2000バレルの英国などを合わせるとこの6年間に欧州で閉鎖された石油精製施設は1日182万8000バレル規模に達する。韓国1~2位のSKイノベーションとGSカルテックスの生産量を合わせた198万バレルとほぼ同じ水準だ。