韓半島の冬、寒波でなければ粒子状物質(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.09 18:37
「冬の粒子状物質」の空襲が繰り返されながら、都市生活にも車両運行の規制などの変化が予告されている。5日、釜山(プサン)・大邱(テグ)にはPM10(粒子状物質)注意報が、光州(クァンジュ)にはPM2.5(微小粒子状物質)注意報が発令された。昨年12月30日、ソウルでは21時間にわたりPM2.5注意報が出された。粒子状物質が寒波・大雪と共に冬の季節的な特性としての位置づけを確立し始めた。冬の粒子状物質は特に温和な天気のときに猛威を振るう。大陸性高気圧の拡張で北風が吹けば緩み、寒くなければスモッグが発生するのだ。
全体的なソウルの空気汚染も悪化している。2007年は1立方メートルあたり61マイクログラムだったソウルの年平均粒子状物質濃度は、2012年に41マイクログラムで底を打った後、2013年は44マイクログラム、昨年には46マイクログラム(暫定分)に増加している。政府の環境基準値の50マイクログラムよりは低いが、世界保健機関(WHO)の国際基準(20マイクログラム)の2倍を超える数値だ。重金属を多く含むPM2.5の比重がますます高まっている。首都圏で拡張すれば、事情はさらに良くない。中央日報が環境部の大気環境年譜3年分(2011~2013年)を分析した結果、京畿道(キョンギド)人口の64%(796万人)が粒子状物質の基準超過地域で暮らしていると確認された。