「歴史は一つで権威あるように」…国定教科書示唆した韓国教育部長官
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.09 16:57
黄祐呂(ファン・ウヨ)社会副首相兼教育部長官が「歴史は一つで、とても権威があるように教えなければならない」と8日話した。授業時間に韓国史を一つのものとして教えなければならないという彼の発言は、国定教科書の発行を前提としたものと解釈され、韓国史の教科書発行体制をめぐる議論が続くものとみられる。
彼はこの日、ソウル汝矣島(ヨイド)の63ビルで開かれた韓国放送記者クラブの討論会で歴史教育についてのパネリストの質問を受けて「歴史を3種類、4種類、5種類と、このように教えることはできない」と答えた。その理由について「正しい歴史をバランスよく教えるのは国家の責任だ。韓国の学校の教室で歴史を学びながら、むしろ紛争の種を植えて、さまざまな形で分かれることがないようにすべきだという趣旨」と説明した。