今回のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー（ＣＥＳ）２０１５にも多数の「メード・イン・コリア」製品が登場する。

ＬＧ電子は５日（現地時間）次世代戦略フォンのＬＧ「Ｇ　Ｆｌｅｘ２」をサプライズ公開した。２０１３年に世界初の上下曲面（カーブド）スマートフォンとして発売された「Ｇ　Ｆｌｅｘ」の後続モデルだ。「Ｇ　Ｆｌｅｘ２」は最高仕様のスマートフォン。独創的な曲面デザインはそのまま維持し、６インチだった前作より画面の大きさは縮小（５．５インチ）、解像度は高めた。自撮りの際、手を開いて握れば３秒後に自動で撮影される「ジェスチャーショット」機能も追加した。ＬＧは今月、中国内で先に発売した後、順に海外市場に新製品を出す予定だ。

趙俊鎬（チョ・ジュンホ）ＬＧ電子ＭＣ事業本部長（社長）は「バッテリーは以前より３０％ほど向上し、４０分以内に５０％まで充電できる。カバーに生じたスクラッチを自動でなくすセルフヒーリング機能も改良され、１０秒以内に復元が可能」と説明した。

サムスン電子は３６０度方向に音を出すなどオーディオ新製品を出品する。今回のＣＥＳで初めて公開するＷＡＭ７５００・６５００は、オーディオで再生する音声を前面だけでなく３６０度どの位置でも鑑賞できる。従来の四角形のスピーカーとは違い楕円形のオブジェデザインで、部屋のインテリアと調和する。

次世代テレビ市場の主導権を握るための両社の競争も激しい。サムスン電子は従来のテレビの２．５倍の明るさ、最高６４倍の細かな色表現が可能なＳＵＨＤテレビを出した。超高画質（ＵＨＤ）に「スマート」（Ｓｍａｒｔ）、「スタイリッシュ」（Ｓｔｙｌｉｓｈ）、「最高」（Ｓｕｐｅｒｂ）を意味するＳを付けた。

ＬＧ電子は計７種類の有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）テレビラインナップで技術力を誇示した。世界最高のＯＬＥＤ技術で中国・台湾企業の追撃を退ける計画だ。

国内の中堅・中小企業１１０社も参加し、グローバルマーケティングをする計画だ。エムシーネックスはモノのインターネット基盤の監視カメラ、ゴーグルテックはスマートフォンの映像をワイドスクリーンのように視聴できるバーチャルリアリティ機器、スリーエルラボズはインソール形態のウェアラブル機器、ウインドアンプは羽根なし扇風機などを出す予定だ。パク・ドンヒョンＫＯＴＲＡ（大韓貿易投資振興公社）ロサンゼルス貿易館長は「今年は韓国館への参加会社の数が昨年より３５％ほど増えた」と伝えた。