市場攻略強めるハイブリッドカー、原油価格が伏兵に=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.06 10:48
金融会社に勤めるキム次長は新年の記念に車を買い換えることに決めたが、車種をめぐって悩みに悩んでいる。自宅がある京畿道坡州(キョンギド・パジュ)の雲井(ウンジョン)新都市からソウル駅近くの会社まで40キロメートルあり、車両選択の第1条件は燃費だ。そこで注視しているのがハイブリッドカーだ。「混合」という意味の通りガソリンやディーゼルのような既存のエンジンに電気自動車用バッテリーエンジンを搭載した車だ。電気の力を追加するので燃費はそれだけ良くなる。だが、キム次長は「車両の価格がやや高い上、最近ガソリン価格が大きく下がっており購入するか迷っている」と話した。
例としてハイブリッドカーの先頭走者であるトヨタの「カムリ」を見よう。ガソリンエンジンを装備した2500ccタイプの価格は3390万ウォンだ。燃費はリッター11.5キロメートル。ハイブリッドタイプは4300万ウォンで910万ウォン高い。燃費は16.4キロメートルと高い。ガソリンを1リットル入れるとガソリンエンジンより5キロメートル先に行くことができる。だが、原油価格の下落傾向が明確になるほどハイブリッドの長所は色あせる。