【コラム】50歳の現役、歳月をアウトさせた中日の山本昌(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.06 10:16
「この選手は第2の金田になるかもしれない」。
日本プロ野球の名監督、星野仙一氏(68)がNHKの解説委員として活動していた1984年。星野氏は中日の新人左腕投手、山本昌を初めて見てこのように話した。身長186センチの大きな体格の山本は、日本通算最多勝(400勝298敗)投手の金田正一(82)を思い出させた。ただ、彼が投げるのを見る前のことだ。
山本は金田と同じ背番号34番を付けていた。金田のように全身をねじってボールを投げた。しかし山本の直球は金田よりはるかに遅い130キロ前後だった。星野氏は彼のピッチングを見ながら「金田になるのは難しいだろう」と話したという。