韓国、政府予算で5年ぶり対北朝鮮支援
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.06 09:29
韓国政府が5年ぶりに民間団体を通した対北朝鮮の迂回支援を再開する。統一部当局者は5日「今年、30億3000万ウォン(約3億2600万円)程度の南北協力基金を民間団体に支援する計画」としながら「すでに半分程度の事業は北朝鮮と協議の手続きを進行中」と明らかにした。対北朝鮮支援事業は北朝鮮の診療所支援事業、温室支援事業、酪農支援事業など13民間団体の事業17件だ。
民間団体の対北朝鮮支援事業に南北協力基金を投じるのは2010年に韓国哨戒艦「天安(チョナン)艦」爆沈事件で5・24対北朝鮮制裁措置が取られて以降、初めてのことだ。その間、政府は2010年に北朝鮮水害復旧事業に183億ウォンを支援した後に政府レベルの支援を中断し、民間団体を通じた支援も2010年5月の山林病虫害防除支援に南北協力基金4億2000万ウォンを投じたのが最後だ。その代わりに政府は国連世界食糧計画(WFP)など国際機構を通した支援だけを維持してきた。