米国の北朝鮮制裁、韓国政府「支持」でなく「評価」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.05 08:55
米国の北朝鮮制裁方針に対する韓国外交部の支持論評が昨年と違った。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が「新年の辞」で「最高位級会談ができない理由はない」と述べ、朴槿恵(パク・クネ)大統領が新年の挨拶会で「統一の準備に最善を尽くす」と述べた後の変化だ。
オバマ米大統領は2日(現地時間)、米財務省が北朝鮮の労働党、偵察総局など3つの機関、これと関係がある個人10人に経済制裁を加えるよう行政命令を発動した。オバマ大統領は議会に送った書簡で、「北朝鮮の破壊的、威嚇的なサイバー攻撃を含め、継続する挑発的な行動と政策が国家の安保と対外政策および米国経済に脅威となっている」と強調した。映画『ザ・インタビュー』を製作したソニー・ピクチャーズをハッキングしたことに対する報復措置だ。
すると韓国外交部は3日、魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官の名義で論評を出した。魯報道官は「米政府の行政命令は、今回のソニー社ハッキングの件を含む北の持続的な挑発などに対する適切な対応措置だと評価する」と明らかにした。外交専門家の間では、米国の北朝鮮制裁措置に対して外交部が「支持する」という表現ではなく「評価する」という表現を使ったのは異例だという見方が出ている。