【コラム】東京発120円の津波
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.29 11:07
米ドルに対する円相場が12月26日に120.46円を記録した。2007年6月以来7年6カ月ぶりの円安ドル高値だ。1976年にブレトンウッズ体制が崩壊してから40年余りにわたり円相場は概して5回の円高期と5回の円安期が繰り返されてきた。
過去に円が弱くなった時は、アジア金融危機が起きた95~98年(60円)を除くと概して30カ月間で20~30円ほど下がった。38円(88年)、32円(2000年)、そして20円(2005年)がそうだった。そうした歴史的な流れから見ると、2012年10月からこれまでに約44円下がったのはやや過度な面がある。多くの外国為替専門家が円相場は120円を超えないとみていた理由もそのためだ。