【社説】チョン・ユンフェ文書が事実ではないということ、改閣で示すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.25 10:38
朴槿恵(パク・クネ)大統領が李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官の辞意を受け入れたことによって改閣の可能性が高まっている。“チョン・ユンフェ文書”流出事件であらわれた国政乱脈や混線、規律を正すために人事改編という処方せんを持ち出した大統領の判断は正しい。問題は、改編の性格と方向性だ。
何よりも朴大統領は、国政運営と人事スタイルから180度画期的に変えるという意志を見せるべきだ。改閣がその第一歩にならなければならないだろう。文書事件を体験しながら朴大統領の支持率は就任後最も低い水準である39.9%(リアルメーター、12月第3週調査)まで落ちた。秘線(隠れた)実力者の国政ろう断疑惑、大統領の最側近や実弟まで出てきて行う権力暗闘に、国民が失望して背を向けた結果だ。検察がいくら「秘線の国政ろう断はなかった」という捜査結果を出しても、首相・長官候補者らの相次ぐ落馬や繰り返す人事乱脈を見てきた国民の疑惑をすっきり解消させられる突破口にはならない。あつものに懲りてなますを吹くような状況だ。