【コラム】韓国の中企企業、海外市場に未来がある
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.22 13:07
セウォル号惨事以降、冷え込んだ消費心理がなかなか回復しない。韓国開発研究院(KDI)は、来年の経済成長率を5月展望値よりも0.3ポイント下方調整した3.5%と展望した。低成長からの脱出の契機を作ることができなければ、投資不振と景気回復の遅延の悪循環が続くだろうということだ。
最近、中小企業中央会が中小メーカー1365社を対象に行った「2015年中小企業景気展望調査」でも、中小メーカーの21.1%だけが「来年景気が好転する」と回答した。業界状況展望の健康度指数も91.7で今年の96.8より5.1ポイント低いと調査され、中小企業の体感景気はより一層悪化すると予想されている。グローバル経済の不確実性も高まっている。円安は韓国の輸出企業の競争力に直撃弾となり、中国など新興経済圏の景気鈍化の憂慮も広がっている。