朴大統領-金正恩、ロシアで突破口を開くか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.22 08:59
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が20日、プーチン露大統領が来年の第2次世界大戦勝戦70周年記念日(5月9日)行事に朴槿恵(パク・クネ)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記をともに招待したことを確認した。しかし青瓦台の関係者は「モスクワから招待状を受けたのは事実だが、来年の日程を検討する必要があり(ロシア訪問は)決めていない」と話した。勝戦記念日までは5カ月間ほど時間が残っているため、戦略的な考慮を十分にした後、出席するかどうかを決めるということだ。金正恩第1書記が行事に出席する可能性があるという仮定で朴大統領が出席するのか、出席すれば金第1書記と首脳会談をするのかなど、それぞれのケース別に考えている。
◆金正恩が出席する場合=政府の悩みは金正恩第1書記が行事に出席する場合だ。2011年の執権後、国際舞台にデビューできない金正恩第1書記としては、今回がチャンスだ。先月、崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党秘書をロシアに特使として派遣し、プーチン大統領との首脳会談の意向も見せた。金根植(キム・グンシク)慶南大教授(政治学)は「西側で教育を受けた金正恩は“隠遁型”だった父とは違う」とし「崔竜海がロシアを訪問した直後、プーチンが前向きな回答性格の招待をしたため、ロシア訪問の可能性が高い」と分析した。