金正恩、来年5月にロシア訪問する可能性は大きい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.21 12:13
ロシアのプーチン大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に来年5月にロシアを訪問するよう招請した。AP通信などは19日、「プーチン大統領が5月9日の第2次世界大戦勝利70周年記念式に参加してほしいと金正恩第1書記に招請状を送った。北朝鮮だけでなく世界の主要国と第2次大戦関連国、韓国を含む朝鮮半島周辺国にも送った」と伝えた。
これを受け国際的に孤立している北朝鮮の最高指導者金正恩のロシア訪問が関心を集めている。北朝鮮の立場ではロシアの招請が位置づけを広げる良い機会になるためだ。金第1書記がロシアを訪問することになれば2011年に最高権力者として登場してから初めての外国訪問となる。統一研究院のキム・ジンウク院長は、「金第1書記としては自身のロシア訪問が中国に対する圧迫だけでなく国連安全保障理事会で拒否権を持っているロシアとの協力強化に必要と判断するだろう。来年5月まで特別な問題が発生しない場合には彼の訪ロの可能性は大きい」と話した。
特に最近の中朝間の冷え込んだ関係は金第1書記のロシア行きをあおっている。習近平国家主席が登場してから中国は北朝鮮に対し「正常な国家関係」を要求している。これは北朝鮮の核兵器と長距離ミサイル開発に対し北朝鮮を手なずける側面が大きい。このように中国との不便な状況で金第1書記にロシアの招請は国際社会に向かって自身の声を出す場になれる。