【社説】米国、北朝鮮との関係改善にも積極的に取り組め
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.19 16:56
米国とキューバが半世紀にわたる敵対関係を清算する一大転機を作った。オバマ米国大統領は17日、キューバと国交正常化交渉を始めるという立場を明らかにした。キューバのラウル・カストロ国家評議会議長も同じ時刻に「両国は相互利益分野で進展をみた」と話した。1961年に断絶した両国の外交関係が、再び修復される道が開かれたことになる。
59年のフィデル・カストロの社会主義革命後、キューバは米国にとって邪魔な存在だった。米国のあごの下の国が冷戦時代、旧ソ連側に立った。ケネディ政権は61年のスタート直後、カストロを追放するためにキューバ亡命者に祖国を攻撃させようとしたが失敗した(ピッグス湾事件)。その翌年にはキューバがソ連製の弾道ミサイルをひそかに持ち込むと海上封鎖に出てキューバ危機が起きた。米国はこれまでキューバに経済制裁を行うなどの孤立政策を行ってきた。