米国と握手をしたキューバ…残るは北朝鮮だけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.19 09:43
米国とキューバが53年の敵対関係を終わらせて国交正常化を宣言した。両国が冷戦の残滓を清算して和解と協力を追求する新たな時代に突入したのだ。米国が中国・ベトナムに続き旧ソ連の前哨基地だったキューバに門を開きながら冷戦時代の敵対国はもはや北朝鮮だけが残ることになった。
オバマ大統領は17日(現地時間)、特別声明で「数十年間米国の国益増進に失敗した古い処理方式を捨てて、キューバや米国国民、全世界のためのより良い未来を選択した」と明らかにした。オバマ大統領は「米国はキューバの孤立を目標にした政策を推進していたが、キューバ政府に自国民を抑圧する大義名分を与えるほかに効果を上げられなかった」として「もう新しいアプローチに出なければならない時」と強調した。
ほぼ同じ時間にキューバのラウル・カストロ国家評議会議長も「キューバは米国との関係回復を歓迎する」と明らかにした。彼は対国民テレビ演説で「キューバと米国は、人権や主権問題などでいまだ異見が存在するが、両国は洗練された態度で差を受け入れることを学ばなければならない」と話した。