朴大統領、平昌五輪の分散開催を公開的に反対
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.16 09:44
朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)の分散開催問題に関連して「3回の挑戦の末にようやく招致した大会で、各競技場の工事がすでに進められている状況だ。分散開催議論は意味がない」と述べた。朴大統領は同日午前、青瓦台(チョンワデ、大統領府)首席秘書官会議で「最近国際オリンピック委員会(IOC)委員長の改革案発表で平昌五輪分散開催論が提起されるなど五輪準備に関連して懸念の声がある」と強調した。
朴大統領が分散開催を公開的に反対したのはIOCの動きが尋常でないためだ。IOCは今月8日、単一都市で開催していたオリンピックを複数都市で分散開催する内容の「五輪アジェンダ2020」を承認した。アジェンダ2020が稼動すれば、2018年平昌冬季五輪のソリなど一部種目を日本の長野で行う案が議論される可能性もある。日本は2020年に東京夏季五輪も開催する。トーマス・バッハIOC委員長は今月6日、「アジェンダ2020の可決と同時に(平昌の)関連議論を始める」と話し、懸念の色をにじませていた。