【コラム】庭の梅花、ASEANに活路がある=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.12 08:12
1990年末、『韓国が死んでも日本に追いつけない18の理由』という大胆な題名の本がベストセラーになった。
韓国で28年間にわたり仕事をした日本総合商社マンの手厳しい忠告であり、社会的レベルが良くならない限り日本を越えられないという診断だった。その頃、日本国内では韓国企業警戒論が出てきたという。しかし結論は「心配する必要はない」という方向でまとまった。技術は少しあるかもしれないが、企業倫理など社会全般のレベルが落ち、一流会社に発展するのは難しいというのが大半の意見だった。さらに「韓国ではまだ練炭ガスで毎年数えきれないほど死亡する」とし「このような後進社会が脅威になるだろうか」というような冷笑的な話も広まった。
結果はどうか。2009年、日本の9大家電企業の利益を合わせてもサムスンの半分にもならない事態が生じた。かつて世界市場の70%を掌握した日本半導体業界は韓国に押されてほとんどがつぶれ、2012年に最後に残ったエルピーダまでが倒産する屈辱を味わわなければならなかった。韓国と韓国企業を軽視した代償だ。