【コラム】「朴槿恵の初心」を求めて(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.11 14:31
朴槿恵(パク・クネ)言語は節制だ。「チョン・ユンフェ文書」波紋はその特性を失わせる。大統領の言語は強く、激しかった。「チラシに国全体が揺れるのは大韓民国が恥ずべきこと」と述べた。朴大統領の表情からは怒りが見える。その視線に冷たい悲感まで帯びる。
それは本能的な拒否感だろう。そのような反応は10・26(朴正熙大統領暗殺事件)以降の経験に起因するようだ。その時代、社会の一部からは父・朴正熙(パク・ジョンヒ)に対する罵倒と侮蔑があった。朴大統領はそれに苦しんだ。それため確認されていない疑惑に対する反感は特別だ。朴大統領は「正直、私が恐れることなど何もない」と述べた。その自信の表出は激情的だ。その場(7日の青瓦台)のセヌリ党役員は驚く。