人口6億超のASEAN、韓国にとって大切な交易・外交パートナー(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.09 13:57
東南アジア諸国連合(ASEAN)の価値が大きく高まっている。ASEANは地政学的に、太平洋とインド洋をつなぐ関門だ。伝統的に軍事・安保の面で戦略的な要衝地だ。韓国が輸入する原油の約9割も、ASEAN地域のマラッカ海峡を経由してくる。最近ASEANは急速な経済成長で魅力的な新興市場の1つに浮上した。経済成長率が年5%台に達するASEANは、経済協力パートナーとして世界各国からラブコールを受けている。ASEANは、来年末を目標に「ASEAN共同体」も推進している。領域内の協力強化を通じて地域発展はもちろん国際舞台での発言権をより一層大きくしようとしている。こうしたASEAN10カ国の加盟国首脳が11~12日、釜山(プサン)に集まる。韓国が用意した「韓国・ASEAN特別首脳会議」に参加するためだ。朴槿恵(パク・クネ)政権スタート後、国内で開かれる初めての多国間首脳会談だ。2009年に済州(チェジュ)で初めて韓国・ASEAN特別首脳会議が開かれて以来5年ぶりで、朴槿恵政権は今回の会議を通じてASEANとの協力をより一層強固なものにする計画だ。
◆GDP5%台の成長…新興市場で急浮上