「愛する息子を殺したのは…」日本中を泣かせた父親
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.05 10:07
東京都八王子市。今年6月、自宅で寝ていた28歳の男性が亡くなったまま発見された。犯人は父親(65歳)。凶器で息子の胸を刺して命を奪った後、警察に自首した。5カ月後、裁判所は息子を殺害した父親に懲役3年、執行猶予5年を宣告した。裁判長は「息子を殺したのは正当化されないが、相当やむをえない部分があった」と明らかにした。父親は法廷で「夫として父親として、息子を殺害するしかなかった」とため息をついた。
平凡な会社員だった父親は、3人目だった息子を愛した。時間があれば一緒にプラスチック模型のおもちゃを作った。和やかだった家庭に不幸が襲ったのは息子が高校2年の時だ。息子は精神障害の判定を受け、状態はますます悪化した。ひどい暴言を吐き出し、暴力を振るった。今年5月には母親に暴行して肋骨を折った。息子は「自分をコントロールできない。外に出て行って人にけがをさせることもできる」という話までした。