大統領秘書室長「チラシ水準の情報なので黙殺」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.04 09:55
「チョン・ユンフェ動向報告文書」波紋の中、金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長が「動揺なく仕事をしてほしい」として内部の雰囲気を引き締めていると、複数の青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者が伝えた。
青瓦台のある関係者は3日、「金室長が毎日、青瓦台首席秘書官会議を主宰し、『動揺なく国政に取り組んでほしい』と伝えている」とし「内部監察を通じて今回の事件に対応しながらも、通常の業務は正常に進めている」と話した。特に青瓦台外交ラインなどは11、12日に釜山で開催される韓・ASEAN特別首脳会議を準備するため力を注いでいるという。
趙応天(チョ・ウンチョン)前青瓦台公職紀綱秘書官は中央日報のインタビューで、「5月末、6月初めに文書が(大量に)流出したという報告書が民政首席室に上がったが、再調査が行われなかった」とし「きちんと調査せずに伏せられたのは重大な事案」と述べた。趙前秘書官はチョン・ユンフェ文書に関しても、報告ラインを通じて金淇春室長に口頭で報告したと何度か主張した。金室長が意図的に黙殺したというニュアンスだった。