年末商戦を前に非常事態の韓国企業…デパート名品館で9割引も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.01 13:49
先月27日、京畿道龍仁(ヨンイン)にあるホールセール型ディスカウント店のイーマート・トレイダースのグソン店。「ブラックフライデー」と「トレイダース」を合わせて「ブラック・トレイダース」と書いた垂れ幕をさげた売り場は、客でいっぱいになった。カナダグース・ムースナックルのような高級パッディング商品やSK-II化粧品のような人気の海外製品10億ウォン分を並行輸入して最大半額まで割引販売したためだ。米国の最大セールイベントであるブラックフライデーを翌日に控えてイーマートが行った勝負のかけだ。
米国で行われるブラックフライデーが韓国市場を揺るがしている。海外直接購買の主な販路であるオンラインモールはもちろんデパート名品館や大型マート、一流ホテルまで割引競争に参入した。昨年にはミーシャ・トニーモリー・ABCマートのような化粧品・シューズ売り場やオンラインモールだけで米国ブラックフライデーに合わせて割引セールを行った。ところがわずか1年で、がらっと変わったのだ。イーマート・トレイダースのノ・チェアグ常務は「ブラックフライデーの海外直接購買の需要をとらえるために1年前から最新トレンドを収集して世界各地の輸入ルートを確保した」と話した。