【旅行】美術館に展示品がない…自然そのものが作品(2)…安藤忠雄のbONTE MUSEUM
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.27 15:38
安藤忠雄氏は韓国が愛する建築家であり、韓国を愛する建築家だ。
2年前に済州(チェジュ)中山間地域に開館したbONTE MUSEUM〔本態(ボンテ)博物館〕はソプチコジ(渉地岬)のフェニックス・アイルランド内にあるGLASS HOUSE(グラスハウス)、Genius Loci(ジーニアスロサイ)に次ぐ安藤氏の3つ目の済州道作品だ。bONTE MUSEUMは故・鄭夢禹(チョン・モンウ)現代アルミニウム会長の夫人であるイ・ヘンジャ氏(68)が設立した博物館だ。故ペク・ナムジュン(ナム・ジュン・パイク)のビデオアートなど数億ウォンの値をつける高価な芸術品と共に安藤氏の息づかいを感じることができる。
安藤氏は「人間と自然、空間の合一点を見つけるのが建築」と強調する建築家だ。安藤氏の作品はいつもそうであるように、bONTE MUSEUMにも彼の建築哲学が貫ぬかれている。済州の中山間地域の地形を最大限に生かしながら博物館の建物が建てられている。