駐韓中国大使「THAAD韓国配置、韓中関係に大きな損害及ぼす」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.27 08:34
邱国洪・駐韓中国大使が26日、米国の高高度ミサイル防衛体系であるTHAADの韓国配置の可能性について「明確に反対する。これは韓中関係に大きな損害を及ぼすだろう」と話した。中国政府の要人が、THAAD配置が両国関係に及ぼす影響について直接言及したのは初めてだ。
邱大使は国会の南北関係発展特別委の招待懇談会で「THAADシステムの適用範囲は2000キロほどだが、これは北朝鮮ミサイルの防衛目的を超える距離だ。北朝鮮ではなく中国を目標にしたという印象を持っている」などと話したと、元恵栄(ウォン・ヘヨン、新政治民主連合)特別委委員長が伝えた。邱大使は「技術的に北朝鮮が韓国を狙うならば、遠距離ミサイルではなく短距離ミサイルである可能性が大きく、したがって実際にTHAADが北核や北朝鮮のミサイル防衛には効果がない」と主張した。